世界がもし100人の村だったら 著者名:池田香代子(著)
C.ダグラス・ラミス(訳)
出版社:マガジンハウス
出版年:2001.12
ISBN :9784838713615
話題になった一書。
だれでも、これに近いことを考えたことがあるのではないか。
それが、一通のメールから多くの人を通りぬけるなかで、淘汰をうけてひとつの普遍的ともいえるものに定着する。
これは、たしかにひとつのメールというメディアの特徴であり、よいところをしめしているかとは思う。
ただ、メールの有効性は、これぐらいではないだろうか。
一歩間違えば、この本とは対極の恐ろしい形で人を殺してゆく。
最近急増している殺伐とした事件を見れば、それははっきりしている。
大事なのは、その後でも、身体をともなって人と人が向かいあうことだろう。
メールやネットを、身体を通さなくてすむ便利なメディアとしてとらえている限り、殺伐とした世界は加速してゆくだろう。
その内容とは別に、成立した過程に危うさもまた感じた。
