| 水俣病 |
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著者名:原田正純(著) 出版社:岩波書店 出版年:1972.11 ISBN :4004111137 |
水俣病の第一人者である医学博士の原田正純さんの、最も普及した水俣病に関する入門書的一書。
原因不明の奇病とよばれた水俣病の原因究明からはじまり、日本チッソの廃液が原因であると国が認めるまで。
企業や地方の行政機関、国家の都合によって翻弄された水俣病患者の人たち。
医学会も例外ではなかった。
(東大医学部の教授連中をはじめとして、どれだけの医学者がチッソ擁護のための発言を繰り返したことか。そのために、日本チッソの廃液は、発見から十年も垂れ流されつづけた)
そのなかにあって、原田さんは徹底して患者の側に立ち、患者とともに水俣病に立ち向かった。
「水俣病のことは、患者に聞け」
原田さんのこの言葉が、当時の状況、そして原田さん自身の臨床の態度、すべてを言い尽くしているだろう。
手元にある原田さんの著作は、下記の通り。
* 『水俣病は終っていない』(岩波新書)/1985年
* J・JECブックレット10『胎児からのメッセージ―水俣・ヒロシマ』(実教出版)/2000年
* 水俣ブックレット2『“負の遺産”から学ぶ〜坂本しのぶさんと語る〜』
(熊本日日新聞)/2005年
上記の『“負の遺産”から学ぶ〜坂本しのぶさんと語る〜』における坂本しのぶさんは、胎児性の患者の方です。このなかでの坂本しのぶさんの発言は、どんな水俣病の本よりも、重く、そして希望を感じさせてくれる。
坂本しのぶさんは、1972年に開かれた「ストックホルム・国連人間環境会議」に参加している。
そのとき模様を『アサヒグラフ』が特集を組んでいる。
*アサヒグラフ「坂本しのぶさん 世界に訴える―ストックホルム・国連人間環境会議への旅」1972年6月30日号
posted by NIHEI at 12:20|
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