2008年04月18日

『Bruno Bruni』Hans Redeker/1981年


『Bruno Bruni』
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著者名:Bruno Bruni
     Hans Redeker(編・著)
出版年:1981


たまたま洋書店で手にとったもので、ブルーノ・ブルーニのことは全く知らなかった。
どこか、僕の好きなヴンダリーッヒに似ている。
ブルーニは、1935年生まれのイタリア人。
デッサンのテクニックは抜群である。
女性の作品が多く、そこから漂うエロティシズムも、ヴンダーリッヒと通じている。
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2007年02月20日

『スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡』図録(日本テレビ放送網)/2006年


『スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡』図録
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発 行:日本テレビ放送網
出版年:2006


僕が最も美しいと感じる学問は、数学である。数字そのものが美しく、数式も美しい。数学は、余計なものがなく、物理学でさえ文学的だと感じさせる。
そのようなものを感じさせる表現者を、僕は好んできたように思う。
版画家M.C.エッシャーもそのような表現者のひとり。
2007年1月BUNKAMURAザ・ミュージアムに『スーパーエッシャー展』を観に行く。
彼の数学的作風はよく知られているところだが、その多くが木版画であることはそれほど意識されていないように思う。CGを思わせるあれらの作品が、原始的な手仕事だということにいつも驚かされる。
これだけのエッシャーの作品をまとまって観る機会は、今までなかった。貴重な経験だった。リトグラフの作品も多かったが、やはりコントラストのはげしい木口木版の作品に最も惹かれた。
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2007年02月16日

『ギュンター・ユッカー 虐待されし人間』図録(伊丹市立美術館/栃木県立美術館)/2004年


『ギュンター・ユッカー 虐待されし人間』図録
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出版年:2004
出  版:伊丹市立美術館
     栃木県立美術館


この図録は、ドイツで制作されている。そこに日本語版の小冊子がはさみこまれている形をとっている。日本の図録よりもたっぷりしたデザインになっている。
ギュンター・ユッカーは、1930年生まれの東ドイツ出身。戦後、西側に移住した。
彼の代表作は、60年代の大量の釘を用いた作品。
この展覧会は、日本の美術館での初個展となり、実際作品を目の前にすると、その虐待された人間の姿が、迫ってくる。それは、いまだ世界で起こっていることとして、そこにあった。 
日本では、政治的な作品として排斥されそうだが、そんな暢気なことを言っていられないほど、世界は危機に瀕している。日本だけがそれとかかわりなく生き延びてゆく道などもはやない。芸術とは、たえず世界と対峙し、未来の道しるべを模索する役割を担っているはずだ。
この国にも、そういった強い作品、世界を変えられほどの強い作品が生まれることを願ってやまない。
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2006年11月06日

『ペロー童話 ながぐつをはいたねこ』スタシス・エイドゥリゲヴィチウス え/斉藤洋 やく(ほるぷ出版)/2003年


ペロー童話 ながぐつをはいたねこ
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著者名:ペロー(原著)
     スタシス・エイドリゲビシウス(画)
     クルト・バウマン(著)
出版社:ほるぷ出版
出版年:2003.01
ISBN :4593502780


スタシス・エイドゥリゲヴィチウスを知ったのは、もうずいぶん以前に、たまたま銀座のグラフィック・ギャラリーの前を通りかかり、その展覧会と出会ったときだった。終始、僕はニヤニヤしていたと思う。それ以来、すっかり彼の寓話性豊かな作品に魅了されてしまった。
スタシスは、1949年にリトアニアに生まれ、81年にワルシャワに移住している。細密画から、ブック・アート、絵画、ポスター、絵本、仮面、インスタレーション、彫刻、演劇と、彼の創作活動は多岐にわたっている。
彼のように自由に画が描けたらなあと、いつも憧れてしまう。

余談ではあるが、最近よく使う劇場に「シアターΧ」がある。そこのロビーには一枚の画がかけられている。スタシスの画だ。
シアターΧのオープニング企画は、ポーランドの前衛的演劇人ヴィトカッツィの特集だった。そのときのポスターに使われたのがそのスタシスの画だった。
プロデューサーの上田美佐子さんにお話をうかがったところによると、その企画のためにスタシスが描きおろした作品だという。劇場のロビーにかけられているのは、だから原画です。

手元にあるスタシスの著作は、下記の通り。
* 『ながいおはなのハンス』(ホルプ出版)1994年
* 世界のグラフィックデザインシリーズ『スタシス・エイドゥリゲヴィチウス』(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)1998年
* 『STASYS EIDRIGEVICIUS 224 Small Graphic Works[Bookplates]』(NDA Gallery)1992年
* 『スタシス絵本原画』(森ヒロコ・スタシス美術館)2002年
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2006年02月04日

『開館記念展U もうひとつの扉−20世紀・アーティストの本』図録 (うらわ美術館)/2000年


『開館記念展U もうひとつの扉−20世紀・アーティストの本』図録
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出版社:うらわ美術館
出版年:2000

うらわ美術館は、2000年に開館した。
その基本となる柱は、「浦和ゆかりの美術家」「本をめぐるアート」の2点。
この図録は、開館記念として「本をめぐるアート」の最初の展覧会のものだ。
20世紀の書物の歴史を網羅している。20世紀初頭に起きた様々な芸術運動から生まれたものから戦後のポップに至るまで。それはそれは美しいものばかりだ。
舞台芸術が総合芸術といわれるのと同様、書物もまた総合芸術の産物だ。文章を書く者、画を描く者、編集・デザインする者、印刷する者と様々な人間が集まり、完成する。故に、書物はひとつの「宇宙」といえる。一冊の書物にかかわった多くの人たちの手の作業が伝わってくる。
どれも美しいのだが、個人的にはやはりロシア・アヴァンギャルドのものにひかれる。マレーヴィッチの仕事は本当に素晴らしい。
「本をめぐるアート」にスポットを当てた美術館は非常にめずらしく、そして貴重だ。今後も様々な企画で楽しませてもらいたい。

やはり、人間が関わっているという痕跡としての温もりが感じられる書物であってほしい。でなければ、その書物は、宇宙とよぶにはあまりにも単一すぎる。



書物をめぐる図録として下記の二点を挙げておく。
どちらも素晴らしく、楽しませてくれます。
*『本の宇宙−詩想をはこぶ容器 展』(栃木県立美術館)1992年
*『チャペック兄弟とチェコ・アヴァンギャルト』
 (神奈川県立近代美術館)2002年
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2005年12月16日

『パブリック・プロジェクション、ヒロシマ 1999年8月 報告書』(広島市現代美術館)/1999年


『パブリック・プロジェクション、ヒロシマ 1999年8月 報告書』
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出版社:広島市現代美術館
出版年:2000

ポーランドの現代美術家クシュシトフ・ウディチコの1999年に行なわれた広島でのパブリック・プロジェクションの報告書。
原爆ドームをライトアップし、元安河岸壁にウディチコ自身が集めた被爆者たちの手が投射され、大型スピーカー4台+小型スピーカー4台からその被爆者たちの証言が流れる。
あたかも原爆ドーム自身が、原爆の証言をしているかのよう。

見てみたかった。
posted by NIHEI at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術/西洋

2005年12月16日

『第4回ヒロシマ賞受賞記念 クシュシトフ・ウディチコ展』図録(広島市現代美術館)/1999年


『第4回ヒロシマ賞受賞記念 クシュシトフ・ウディチコ展』図録
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出版社:広島市現代美術館
出版年:1999

ポーランドの現代美術家クシュシトフ・ウディチコが1999年にヒロシマ賞を受賞した際に出版された図録。
ウディチコの近年の仕事は、記念的モニュメントに人の腕や手を映写し、そして声を流し、あたかもそのモニュメントが話しているかのように見せる作品。
その声は、そのモニュメントに隠れてしまっている証言の声。それは、ウディチコ自身が取材し、録音する。
映し出される腕や手の映像は、その証言者のもの。
モニュメントの裏側には、必ず消されていった者たちの声がある。モニュメント建立の裏に、抹消された歴史がある。
ウディチコは、そのシンプル且つユーモアに満ちた手法で、その消された歴史の声を掘り起こし、消した者たちを告発する。

「私は写真家であり、工業デザイナーであり、メディア・アーティストであり、評論家であり、歴史学者、哲学者、政治家であり、そしてそのどれでもない」 クシュシトフ・ウディチコ

クシュシトフ・ウディチコ、近年知ったアーティストのなかでも出色の人物である。
posted by NIHEI at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術/西洋
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