被爆二世の問いかけ
著者名:全国被爆二世団体連絡協議会
原水爆禁止日本国民会議
出版社:新泉社
出版年:2001.07
ISBN :4787701118
現在被爆二世がかかえている問題を理解する上では、貴重な一書。
被爆二世の人にとっても、医学的なケアまで掲載されており、重要であると思う。
だが、おそらくこの本の前身となる『被爆二世〜その語られなかった日々と明日』(深川宗俊監修/広島記者団被爆二世刊行委員会 時事通信社 1972年)が出版されてから、30年経るあいだに、二世問題を提起したものがほとんど見当たらない。
それほど、二世の問題は隠されている。
二世の問題を考えるということは、それ以降の世代、三世、四世の問題を考えるということである。
一世の人たちがどんどん姿を消してゆくなか、二世以降の問題を自分の問題としてとらえることで、広島、そして長崎の問題を伝えてゆかなければならない。
そういうなかで、現在イラクで起こっている核兵器である劣化ウラン弾の問題も語られるようになる。
当然のことではあるが、核の問題はいまだ終わっておらず、深い爪あとを遺伝子レベルで刻みつづけている。
