『アレクサンドル・ブローク詩十二』
訳:川崎彰彦
絵:粟津謙太郎
出版社:編集工房ノア
出版年:1981
アンドレイ・ベールイとともに、ロシア象徴主義を代表する詩人、アレクサンドル・ブローク。
革命を強烈にうたいあげたブロークの詩に、マヤコフスキーら次の世代に大きな影響を与えた。
この詩『十二』も、それを代表する長詩。
どこかブレヒトの『少年十字軍』を思わせる。
だが、ブロークの名は、メイエルホリドの演出によってスキャンダルを巻き起こした1906年の『見世物小屋』で知っていた。
この『見世物小屋』を、ロシア近代演劇の幕開けと考えてもいいだろう。
それは、1918年のマヤコフスキー作、メイエルホリド演出『ミステリアブッフ』で確たるものとなる。
実験演劇の寺山修司もまた、この流れのなかにいる。
残念なことに、ブロークの著作も現在なかなか入手できない。
手元にあるブロークの著作は下記のとおり。
*『薔薇と十字架』小平武・鷲巣繁男訳(平凡社ライブラリー)/1995年

