ショスタコーヴィチの証言
著者名:ショスタコーヴィチ(著)
ソロモン・ヴォルコフ(編集)
水野忠夫(訳)
出版社:中央公論新社
出版年:1986.01
ISBN :9784122012950
最後の交響曲の作家、ショスタコーヴィチ。
独裁政のもと、抵抗と実験を繰り返したショスタコーヴィチの音楽は、僕にとっては20世紀の闇の深遠をのぞきこんでしまったものとして、いまなお刺激に満ちている。
本書は、ショスタコーヴィチが自分の死後国外で発表することを条件に、自分の生きた時代を生々しく語ったものである。
面白い。抜群に面白い。興奮する。しかも、本書は「世紀の偽書」ともいわれているのだから、面白くないわけがない。
今のところ、この本で語られていることが真実であるか、ヴォルコフの捏造か、はっきりした答えは出ていない。それでも、世界で読まれつづけている。まったくのでっちあげであるなら、これほど読まれることはないだろう。多くの音楽評論家の論旨も、いまだこの本に頼るところが大きい。
僕としては、ヴォルコフのデフォルメがあるにしても、大方ショスタコーヴィチの主張が反映されていると思っている。
ショスタコーヴィチについては、下記の本とあわせて読まれることをお勧めする。
* 『作曲家 人と作品シリーズ ショスタコーヴィチ』千葉潤(音楽之友社)2006年
* 『ショスタコーヴィチ ある生涯』ローレル・E・ファーイ(株式会社アルファベーター)2005年

全編一人のダンサーが踊ります。この試みは、世界でも初です。
ぜひ、劇場まで足をお運びください。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/AEN/ozawa_070620.html