2008年06月28日

『シャーマンとヴィーナス』ヴェリミール・フレーブニコフ マイ・ミトゥーリチ絵 工藤正廣訳・解説(未知谷)/2003年


シャーマンとヴィーナス
著者名:ヴェリミール・フレーブニコフ(著)
     マイ・ミトゥーリチ・フレーブニコフ(画)
     工藤正廣(訳)
出版社:未知谷
出版年:2003.03
ISBN :9784896420739


ロシア未来派を代表する詩人ヴェリミール・フレーブニコフ。
超意味(ザーウミ)詩で知られるフレーブニコフであるが、本書は平易な言葉で書かれた物語詩。
ロシアをアジアとしてとらえ、そのシャーマンと、西欧近代の象徴としてのヴィーナスとの出会いを描いている。
何も持たず、放浪しつづけた詩人の見た静寂の風景だろうか。
それは、深く想像力に充ちている。
絵は、甥にあたるマイ・ミトゥーリチ。
象徴主義を排し、まさにロシア未来派を開いたフレーブニコフ。
超意味(ザーウミ)詩ももちろんであるが、彼の数字をめぐる予言なども興味深い。
だが、ロシアの大地を愛し、漂白生活をつづけ、37歳で逝ったこの詩人の著作は、この国ではいま全くと言っていいほど手に入らない。
残念でならない。
posted by NIHEI at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌/ロシア・東欧

2008年06月20日

『日露友好 ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏 プロジェクト2007』パンフレット(「日露友好 ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏 プロジェクト2007」実行委員会)/2007年


『日露友好 ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏 プロジェクト2007』
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出版:「日露友好 ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏 プロジェクト2007」実行委員会
出版年:2007


「日露友好 ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏 プロジェクト2007」のパンフレット。これは、指揮者井上道義によるショスタコーヴィチ全交響曲演奏プロジェクト。演奏は、サンクトペテルブルク交響楽団をはじめてとして、広島交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団。会場は、日比谷公会堂。
この公演には、二度足を運んだ。両日ともに、演奏はサンクトペテルブルク交響楽団。『5番』と『6番』、『10番』と『13番』
公演自体は、まったく批評にたるものではなかった。なぜ今この企画なのか、その意図もわからなければ、それにともなうそれぞれの曲の解釈も全く不明。演奏の技術も追いつかない。
にもかかわらず、演奏後に熱狂的な拍手を送っていた観客の文化レベルはいったいどんなものなのか。
恥ずかしくなると同時に、恐ろしくなる。気味が悪い。
だが、このパンフレットはいい。
貴重なショスタコーヴィチの写真が多数収録されており、声楽の部分の対訳も載っている。
posted by NIHEI at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽/ロシア・東欧

2008年06月16日

Zen-on score『SHOSTAKAVICH SYMPHONY bS』解説 寺原伸夫(全音楽譜出版社)/2007年第11刷


『SHOSTAKAVICH SYMPHONY bS』
211.jpg
解説:寺原伸夫
出版社:全音楽譜出版社
出版年:2007


ドミトリー・ショスタコーヴィチ『交響曲第4番』の総譜である。
まさか、交響曲の楽譜を購入することがあろうとは、想像もしていなかった。
それまでに前衛音楽家のジョン・ケージやペンデレツキの楽譜を見て、楽しんだことはあった。
だが、それは楽譜というよりも、まるで美術作品をみるような楽しみだった。
ショスタコーヴィチに夢中になったあまり、楽譜まで手に入れるとは。
でも、これがまた面白い。
ビジュアル的にも、前衛的なものと勝るとも劣らない魅力がある。
しかも、何度も聞いているものなので、その音をまさに見ているよう。
その音たちの固まりも、立体、うねりとして見え、発見が多い。
ショスタコーヴィチは作曲する際、ピアノを使わなかったという。
すべて、いきなり楽譜に書きこむ。
そんなことを想像して見ていると、自然とニヤニヤしてしまう。

手元にある楽譜は以下の通り。
*Zen-on score『SHOSTAKAVICH SYMPHONY 10』解説 寺原伸夫(全音楽譜出版社)/2006年第3刷
posted by NIHEI at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽/ロシア・東欧

2008年06月12日

道草5

posted by NIHEI at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 道草
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