2007年09月22日

『ショスタコーヴィチ&ムラヴィンスキー 時間の終わりに』V.S.グリゴローヴィチ(株式会社アイ エス アイ)/1992年

『ショスタコーヴィチ&ムラヴィンスキー 時間の終わりに』

著者名:V.S.グリゴローヴィチ
出版社:株式会社アイ エス アイ
出版年:1992

なんとショスタコーヴィチとムラヴィンスキー写真集である。
写真家は、オーボエ奏者のグリゴローヴィチ。
オーボエ奏者であったために、多くの音楽家から写真撮影の許可をもらう。そのため、非常に貴重な写真を撮影している。
特に、リハーサル中の緊張感がひしひしと伝わってくる。
最も印象的なのは、観客席にひとり座るショスタコーヴィチの姿。
ファンにとっては、たまらない一冊。
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2007年09月18日

『驚くべきショスタコーヴィチ』ソフィア・ヘーントワ 亀山郁夫訳(筑摩書房)/1997年


驚くべきショスタコーヴィチ

著者名:ソフィヤ・ヘーントワ(著)
     亀山郁夫(訳)
出版社:筑摩書房
出版年:1997.03
ISBN :9784480872883


この本も興味深い。
ソフィア・ヘーントワ女史は、それまでにも多くのショスタコーヴィチについての著作があるという。だが、本書は少し変わっている。
3つのテーマで構成されているのだが、ひとつは『交響曲第13番(バービィ・ヤール)』、ひとつは『宿命の女たち』と題されたショスタコーヴィチと関係のあった女性たちについて、もうひとつは『サッカー狂い』
特に『宿命の女たち』が面白い。その面白さは、けっしてゴシップ的なものではない。ミューズといってもいいかもしれない。
著者自身が、実際に多くの人たちにあって取材しているので、好感ももてるし、説得力もある。
ショスタコーヴィチ自身、自分について書かれた以前の著作を読んでいた。そして著者に「ドキドキしながら読んでます」と手紙を書いたという。

ソフィア・ヘーントワ女史の他のショスタコーヴィチに関する著作をもっと読みたくなる。
翻訳が待たれる。
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2007年09月16日

『エフトゥシェンコ詩集』草鹿外吉訳(飯塚書店)/1962年


『エフトゥシェンコ詩集』
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著者名:エフトゥシェンコ(著)
     草鹿外吉(訳)
出版社:飯塚書店
出版年:1962


エフトゥシェンコの詩は、ドミトリー・ショスタコーヴィチの『交響曲第13番(バービィ・ヤール)』から入った。
だが、ピンとくるのは、この『バービィ・ヤール』ぐらいしかない。他の詩は、あまりほめられたものではない。まだソ連の政治的弾圧が残っていた頃、さっそうと登場したエフトゥシェンコではあるが、そのパフォーマンスだけが目立っているような気がする。アジテーションでしかない。それでも、もしスターリンが生きていた時代ならこんな風には書かなかったのではないかとも思う。
しかも、ショスタコーヴィチの『交響曲第13番』が発表され、不穏な空気を察して、詩の一説をあっさりと書き直してしまった。
その後も、エフトゥシェンコは、変節してゆく。
以前、海外のショスタコーヴィチとスターリンについてのTVドキュメンタリーにエフトゥシェンコが出演しているのを観た。そこで、詩の朗読をしていたのだが、やはり言葉はむなしく届かず、パフォーマンスの人でしかなかった。
本書は、「世界現代詩集」のシリーズの一冊であるが、装丁は美しい。
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2007年09月14日

『わが父ショスタコーヴィチ』語り ガリーナ・ショスタコーヴィチ マクシム・ショスタコーヴィチ 編 ミハイル・アールドフ(音楽之友社)/2005年


わが父ショスタコーヴィチ
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著者名:ガリーナ・ショスタコーヴィチ(著)
     マキシム・ショスタコーヴィチ(著)
     ミハイル・アールドフ(編集)
出版社:音楽之友社
出版年:2003.06
ISBN :9784276217379


ガリーナとマクシムが父ドミトリー・ショスタコーヴィチを様々なエピソードで語ったもの。
そこに、当時の音楽家たちの証言も数多くはさみこまれている。
暗い側面ばかりクローズアップされがちなショスタコーヴィチではあるが、この本を読むとほのぼのしてしまう。子どもからの視線は、違った側面が浮き彫りにされる。
だが、ドイツ兵の捕虜を前にして、「全てが戦争の犠牲者だ」とマクシムに語り、敵の家族にまで想像力が働くのを知るのことは、ショスタコーヴィチの音楽を理解するうえでも重要だと思われる。
posted by NIHEI at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽/ロシア・東欧
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