ショスタコーヴィチ評盤記
著者名:中川右介
安田寛
出版社:アルファベータ
出版年:2007.02
ISBN :9784871985475
ショスタコーヴィチ・マニアの二人が、2006年のショスタコーヴィチ生誕100年に向けて、新譜を全て聞き、批評するというもの。
数あるショスタコーヴィチのどのCDを買ったらいいかわからないときの参考になることはもちろんだが、それを超えて面白い。評価しようが、批判しようが、すべてがショスタコーヴィチへの愛からだし、一マニアの意見ということをわきまえているので、より楽しめる。
そうはいっても、ふたりの知識ははかりしれない。特に安田氏はまるで技術系の技師のように正確に分析する。それが、アカデミックな評価や経済的評価を徹底的に破壊していくので、痛快でもある。
中川氏の「全集といったら箱」という意見に大いにうなずいてしまう。僕もまずは箱モノに手が伸びてしまう。そして、デザインがよければほぼ買ってしまう。完全にオブジェとして見てしまう。こればかりは、わかっていてもやめられない。
ショスタコーヴィチのデータ的なものは、下記の通り。
* ユーラシア選書4『ショスタコーヴィチ全作品解読』 工藤庸介(東洋書店)2006年
* 作曲家別名曲解説ライブラリー15『ショスタコーヴィチ』(音楽之友社)1993年

