2007年01月28日

『オオカミクン』グレゴワール・ソロタレフ さく ほりうちもみこ やく(ベネッセ)/1991年


オオカミクン
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著者名:グレゴワール・ソロタレフ(著)
     堀内紅子(訳)
出版社:ベネッセコーポレーション
出版年:1991.07
ISBN :9784828849454


グレゴワール・ソロタレフは、エジプト生まれの絵本作家。
うさぎを見たことのなかったオオカミと、オオカミを見たことのなかったうさぎの優しい友情物語。
相手にとっての恐怖を理解することによって、その絆は深まっていく。それは、今の世界現状への願いのようにも読める。
もっとアラブ圏の作品を読みたいと思う。
2005年のブラティスラヴァ世界絵本展のグランプリは、イランのアリ・レザ・ゴルドゥジャンに贈られている。

2007年01月26日

『水俣フォーラムNEWS』季刊夏号2005年(水俣フォーラム)


『水俣フォーラムNEWS』季刊夏号2005年
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出版社:水俣フォーラム
出版年:2005



この雑誌もまた、石牟礼道子さんと水俣に興味を持つ若い世代の人たちとの座談を中心としている。
若者を前にして、逆に石牟礼道子さんの過激さがうかがえて面白い。
posted by NIHEI at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 水俣

2007年01月20日

『季刊 魂うつれ』2006年4月号(本願の会)


『季刊 魂うつれ』
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著者名:本願の会
出版年:2006


この号は、水俣病公式発見50年を記念した特集号。
内容は、石牟礼道子さんと緒方正人さんの「加害・被害のワク組みをどう超えるか」をテーマにした対談。
石牟礼道子さんは、水俣病に当初からかかわり、報告、告発している作家である。緒方正人さんは、父親が水俣病による狂死を見、そして自らも水俣病患者である。この人の水俣の捉え方は独特だ。それは、ひとつの崇高な哲学といっていい。最終的に「わたしがチッソだ」と発言するに至る。まさに「加害」と「被害」のワクを超えようとする思考であり、態度であり、行動だ。
ほんとうに教えられることばかりだ。
posted by NIHEI at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 水俣

2007年01月18日

『自立へのたびだち 水俣「みちことオーサ」上映会報告集』1983年(「みちことオーサ」上映実行委員会)


『自立へのたびだち 水俣「みちことオーサ」上映会報告集』
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著者名:「みちことオーサ」上映実行委員会
出版年:1983


先天性脳性麻痺による手足に障害をもつ小山内美智子さんと、同じ障害をもつスウェーデンのオセ・ロームブリンク(オーサ)さんとの交流を描いたドキュメンタリー映画『みちことオーサ』(1982年)。
本書は、水俣病胎児性患者の人たちが、この映画の上映会を企画した報告集。水俣の胎児性の患者さんたちは、社会参加のために、そして自分たちの存在を知ってもらうために、ほんとうに積極的に行動する。その姿には、頭が下がる。
本書が出た1983年、僕は劇団を旗揚げした。しかし、同世代の彼らのことは何も知らなかった。水俣病を遠い昔の出来事と思っていた。恥じ入るばかりだ。
この上映会で、小山内美智子さんも水俣に入り、講演会などで多くの発言をする。そのなかで、もっとも印象的だったのは、「彼らが患者とよばれている」ことへの疑問だった。
たしかにその通りだ。彼らのことを「水俣胎児性患者」と書くのには、かなりの抵抗感がある。
「障害者」という言葉もそうだが、命名するのは、いつでも「健常者」と名乗る人たちであり、「善良なる市民」であり、そして「加害者」だ。
もう一度、彼らの側から言葉をつむぎださなければならない。
posted by NIHEI at 02:09| Comment(0) | TrackBack(2) | 水俣
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