2006年04月29日

こどものとも傑作集107『ロボットのくにSOS』たむらしげる さく(福音館書店)/1991年


ロボットのくにSOS


著者名:たむらしげる
出版社:福音館書店
出版年:1996.09
ISBN :4834011992


たむらしげるさんの画は好きだ。
本書もそうだが、たむらさんの作品は近未来的なものが多い。それは、ロボットや博士、星や海などの世界である。日常の生活を描く絵本が多いなかで、たむらさんの作品は、そういう意味で独特だ。子どもにかぎらず、このモダンな世界に大人も懐かしさを感じているのだろう。

たむらしげるさんの手元にある他の作品は、下記の通り。
*『銀河の魚』株式会社メディアファクトリー 1998年

追加―1

こどものとも441号『ながれぼしのよる』(福音館)/1992年


追記 2008年1月15日(火)
* 『サンタのおもちゃ工場』(リブロポート)1990年
* こどものとも『ながれぼしのよる』(福音館書店)1992年
* 『羊の宇宙』夢枕獏作 たむらしげる絵(講談社)1998年
特に、『羊の宇宙』の画面上の絵と文章の構成が斬新だ。
それにしても、羊に対するノスタルジーのような感覚は何だろう。聖書からきているのだろうか。

2006年04月27日

『アスカ』つかさおさむ(ポプラ社)/2004年


『アスカ』
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著者名:つかさおさむ
出版社:ポプラ社
出版年:2004


画家の司修さんの作品をはじめて知ったのは、もう20年以上も前だろうか。大江健三郎の『同時代ゲーム』の挿画だったと思う。
郷里も同じということもあり、そして郷里の美術館に司修さんのまとまったコレクションもあることもあり、ずっと好きな画家のひとりだ。
司さんは、童話や絵本も多数描いている。
本書は、その絵本のなかの一冊。
神戸の大震災をもとにしたお話。
なんとも切ない本である。
司さんの手元にある他の絵本は、下記の通り。

*文研ジョイフルえほん傑作集『おとうさん だいすき』
 啓林館 1975年
*『はずかしがりやのぞう』にっけん教育出版社 2002年
*『へいしのなみだ』文=さとうひでかず・しなこ え=つかさおさむ
 こぐま社 2004年

2006年04月23日

『春の海のうた』山村暮鳥(教文館)/1941年


『春の海のうた』
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著者名:山村暮鳥
出版社:教文館
出版年:1941


山村暮鳥の童謡と童話を集めたもの。
装丁は、高瀬勝男。

2006年04月22日

『名著復刻 日本文学館 新撰童話 坪田譲治集』(ほるぷ出版)/1976年


『名著復刻 日本文学館 新撰童話 坪田譲治集』
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著者名:坪田譲治
出版社:ほるぷ出版
出版年:1976


坪田譲治の描く子どもたちは、ほんとうに楽しい。
本書でも、「探検紙芝居」など声を出して笑ってしまう。特に三平ちゃんには笑わせてもらう。
ただ、前大戦における協力的なものではないのだが、やはり戦争に子どもたちが参加するもの、被害者としてではなく、加担する側に置いたものは、読むのが辛い。

装丁者の名前が記されていないのが残念。

2006年04月14日

復刻赤い鳥の本 付「赤い鳥」童謡 全23巻 別冊解説付『帰れる子』宇野浩二 (ほるぷ出版)/1969年


『帰れる子』
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著者名:宇野浩二
出版社:ほるぷ出版
出版年:1969


大きな箱のなかに、15冊の童話・童謡詩・児童劇集と8冊の童謡集、そして解説本が1冊。見ているだけで、ニヤニヤしてしまう。
本書は、そのなかの一冊。
宇野浩二は、小説家であった。
この人の童話も、誠実に書かれている。
北海道の妖精やアイヌの話が印象的。
挿画は、清水良雄。

2006年04月13日

『3びきのこぐまさん』むらやまかずこ さく/むらやまともよし え(婦人之友社)/1993年


3びきのこぐまさん
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著者名:むらやまかずこ
     むらやまともよし
出版社:婦人之友社
出版年:1993


僕は村山知義さんの大ファンです。
村山知義さんは、実験的演劇人でもあった。
本書は、ご夫婦で生み出した多くの絵本の一冊である。
モダンな絵本だ。
装丁・デザインは、堀内誠一氏。


追加―1

ものがたりえほん36『しんせつなともだち』ファン・イーチュン 作/君島久子 訳/村山知義 画(福音館)/2003年

2006年04月11日

こどものとも012 94号『おめめ とじてね』伊藤比呂美 ぶん/ながさわまさこ え(福音館書店)/2003年


『おめめ とじてね』
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著者名:伊藤比呂美
     ながさわまさこ
出版社:福音館書店
出版年:2003


文章は、詩人の伊藤比呂美さん。
伊藤比呂美さんの詩をはじめて読んだのは、もう10年以上になる。思潮社の「現代詩手帳」に、僕はエジプト公演の報告を書いたのだが、その前のページがたまたま伊藤比呂美さんの詩だった。その詩に、僕は本当におどろいた。当時、友人たちにもさかんに伊藤比呂美さんの詩をすすめた記憶がある。(その後、東欧文学を専門とする西成彦氏が当時伊藤比呂美さんの夫であったことを知って、また驚いた。僕は西さんのファンです)
この『おめめ とじてね』は、当時僕が読んだ詩とは、まったく違うものだが、とてもいい。ほのぼのという言葉ではくくりきれない深さがある。

こどものとも年少版311号『バッターくん』織田道代 ぶん/古川タク え(福音館書店)/2003年


こどものとも年少版311号『バッターくん』
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著者名:織田道代
     古川タク
出版社:福音館書店
出版年:2003


文章は、詩人の織田道代さん。
織田さんの詩は、舞台の仕事でときどきとりあげさせてもらっている。
この絵本も、ユーモアにあふれた作品。

2006年04月09日

こどものとも年少版310号『わたしのねこちゃん』かんなりまさこ 文/荒井良二 絵 (福音館書店)/2003年


わたしのねこちゃん
著者名:かんなりまさこ
     荒井良二
出版社:福音館書店
出版年:2005.09
ISBN :4834021394


なんとも愛くるしい一冊。
荒井良二さんの絵もかわいらしい。

2006年04月07日

ものがたりえほん36 こどものとも社版 『しょうぼうじどうしゃ じぷた』渡辺茂男 さく/山本忠敬 え(福音館書店)/1963年


しょうぼうじどうしゃじぷた
著者名:渡辺茂男
     山本忠敬
出版社:福音館書店
出版年:1966.06
ISBN :4834000605


この本は、自動車好きの子どもにはたまらない一冊。
小学3年生の僕の甥っ子も、車と電車には夢中だった。
どこかロシア絵本を思わせる素敵な一書。

山本忠敬さんの他の乗り物の絵本で手元にあるものは、下記の通り。
* こどものくに傑作集『のろまなローラー』小出正吾 さく/山本忠敬 え
(福音館書店) 1965年


[追記1]

こどものとも年中向き170号『ピー、うみへいく』瀬田貞二さく/山本忠敬(福音館)/2000年

[追記2]2008年1月14日(月)
* こどものくに傑作集『とらっく とらっく とらっく』渡辺茂男さく 山本忠敬え(福音館書店)1961年
* 『ずかん・自動車』(福音館書店)1977年
山本忠敬さんの乗り物の本は、目にするとすぐに買ってしまう。
CGまで発展した現代において、山本さんの仕事はきわめてアナログだが、その仕事にものすごいリアリティを感じてしまう。
そして、いつもこうつぶやく。子どものときそのままに。
「うまいなあ、まるで本物みたいだ」

2006年04月06日

こどものとも傑作集26『おおきなかぶ』ロシア民話/A.トルストイ 再話/内田莉さ子訳/佐藤忠良 画(福音館書店)/1966年


おおきなかぶ
著者名:トルストイ
     内田莉莎子
     佐藤忠良
出版社:福音館書店
出版年:1966.06
ISBN :4834000621


このトルストイの『おおきなかぶ』も、有名な話であると同時に、人気のある作品だ。小学3年生の僕の甥っ子も大好きだ。
お話は、きわめて単純、そしてナンセンス。愉快な作品。
彫刻家である佐藤忠良さんの画がまたいい。

2006年04月03日

『モンゴル民話 スーホーと白い馬』大塚勇三 再話/赤羽末吉 画(福音館書店)/1967年


『モンゴル民話 スーホーと白い馬』
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著者名:大塚勇三
      赤羽末吉
出版社:福音館書店
出版年:1967


モンゴルの民話は、どれも悲しく、そして美しい。
本書も、馬頭琴が生まれた由縁の物語だが、何とも美しい。
赤羽末吉さんの画もいい。

2006年04月02日

『定本 野口雨情 第三巻 童謡T』(未来社)/1986年


『定本 野口雨情 第三巻 童謡T』
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著者名:野口雨情
出版社:未来社
出版年:1986


この巻では、野口雨情が生前に発表した童謡集4冊、『十五夜お月さん』『青い眼の人形』『蛍の灯台』『朝おき雀』がおさめられている。
やはり、野口雨情は不思議な人だ。
例えば、彼の擬音はおおむね朴訥である。これは、子どもたちがすぐに声にできるように考えていると推察される。ところが、その結果、突然「兎のダンス」のような擬音の作品が生まれる。

ソソラ ソラ ソラ兎のダンス
タラッタ ラッタ ラッタ
ラッタ ラッタ ラッタ ラ

「七つの子」に代表されるように、自然の風景や子どもたちの日常を主にうたっているにもかかわらず、突然「青い眼の人形」や「赤い靴」などの作品を生む。
やはり、野口雨情は不思議な人だ。

幸い、日本が軍国主義に入った暗い時代にも、戦争協力的な詩は見られない。淡々と故郷の風景などをうたっていて、安心したのだが、1943年に発表された『朝おき雀』の最後に、「童謡について一言」という付記をつけている。非常に曖昧に書かれてはいるが、戦争を是認している。時代を考えれば、こういったことを書かなければ発表できなかったのかとも思うが、残念な一文だ。

2006年04月01日

『名著復刻 日本文学館 金の輪』小川未明(ほるぷ出版)/1974年


『名著復刻 日本文学館 金の輪』
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著者名:小川未明
出版社:ほるぷ出版
出版年:1974


小川未明の作品は、読めば読むほど深い。
読めば読むほど、小川未明のすごみを感じる。
本書も、それぞれの作品のラストシーンでは、思わず驚きの声をあげ、あるいは嘆声をもらした。
装丁は、廣島新太郎。
本書も、ペーパーナイフで頁を開きながら、楽しく読んだ。
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